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毒雲日記

冴えないワ・タ・シのポイズンダイアリー

今日も不毛な会話をしてしまった

先日、友人の父親が亡くなった。

少なくない思い出があり、葬式がはじまる前から自然と涙が止まらなかった。

 

独身、実家ぐらしという情けない状況にある僕だが、正直自分の父親が好きではない。酒癖が悪く、手こそ出さないが、父親との会話は本当に不毛だのだ。僕の言葉は聞き入れられず、父親と同じ意見を言ってるのに理解されずに否定から入られる。酷い吃音で、二番煎じ三番煎じの聞き覚えのある新鮮みのない意見を言ってくる(しかも自己矛盾してる)。僕も同レベルなんだけど、ついついイライラして声を荒げると、「ここは俺の家だ。嫌なら出て行け!」となる。その通り、出て行けばいい。

 

父親は、テレビに向かって良くしゃべる。政治家を馬鹿にし、ドラマの謎解き中に探偵を馬鹿にし、何でも鑑定団で中島先生が饒舌に喋ってる時に自分の目利きが外れた理由を誤魔化しすために品を馬鹿にする。

 

さきほどは、性的少数者のことを馬鹿にしていた。

父親は子宮のない人間は女ではない、と言った。こういう父親が、自分の肉親であり、幾ら説得しても、まったく聞き入れてくれない怒りともどかしさ。

「ここは俺の家だ。嫌なら出て行け!」

 

父親の死に、僕は涙して悼むことができるのだろうか。

 

父