毒雲日記

冴えないワ・タ・シのポイズンダイアリー

Apple PencilとSurface penの所感

 

フィフティースリーのスタイラスペンを中古で安かったので購入したのだが、モノとして愛着が湧くし、サイズ感や持ちやすさなど、本当に買ってよかった。AppleがPencil用のAPIを外部に開放してくれればもっと良くなると思う。

勘の良い人なら分かると思うが、これはApple Pencilの批判記事である。

 

ここ最近、街に出る度にApple PencilとSurface penを比べている。

まず、Apple Pencilは店頭に置いていない。リーシュが付けられないので、盗難が相次いだらしく、店員にお願いしないと出してくれない。その後も店員が張り付くので、試用しずらい。

 

Surface penのプロダクトとしての出来は素晴らしいと思った。ちゃんと「ペン」だ。ノックするとワンノートが起動するのも素晴らしい(たぶん、機能割当でよく使うアプリを起動させることができると思う)。書き味も、芯の硬さを選べるし、素材も粘りがあって個人的には好きな感触。

 

対して、Apple Pencilは、「ペン」ではない。「ペンのメタファー」の域にある。なので、書いているというより、カーソルを動かしている……という感覚が残る。筆を走らせる感触もコツコツしている。

ジョナサン・アイブ時代からAppleのデザインは、鑑賞するにはいいけど、手に馴染みにくく思う。その上、Apple Pencilは所有する満足度としても、今ひとつ。美術館に収蔵されるような尖った美しさはない。

Apple Pencil MK0C2J/A

Apple Pencil MK0C2J/A