面白い、面白いとSNSなどで評判よかったので、公開日のレイトショーで見てきた。生憎、吹き替えではなく字幕。久しぶりに字幕で見たら、セリフ端折られている感じだし、字幕を読むのに映像が見れずで自分には合ってなかった。水掛け論になりがちだが、僕は英語がさっぱりなので、吹き替え派。
デットプールは、スラングやアメリカの小ネタが多数仕込まれているようで、英語が分かる・アメリカの時事に詳しいとより楽しめるらしい。
そんな僕の感想は、「面白かった。でも、もう少し突き抜けて欲しかった」。
以下、ネタバレあるので、見た人もしくは気にならない人だけ進んでね。
◯ラブストーリーとして突き抜ける?
映画の中で、デットプールは観客に語りかける。この映画はラブストーリーだと。でも、ラブストーリーにしては、ヒロインの描画は甘いように感じた。似たような境遇・過去に共感し、惹かれあう主人公とヒロイン。でも顔がグチャグチャになっても愛を貫くような関係には思えなかった。そこを掘り下げないのは正解だったと思う。デットプールは、この世界が虚構の世界である、と認識しているヒーロー。なので、真に迫った甘いラブストーリーを描き切っても、どこか白けてしまう。
◯アクション映画として突き抜ける?
デットプールの能力は「不死」と、かなり地味な能力である。空中で無駄な回転をいれるアクションシーンはカッコイイけれど、他のヒーロー(アイアンマンとかね)と比べると派手さはない。助っ人のX-メンの二人も、一人は金属の肉体、もう一人は爆発するけど、キレの有るアクションではなかった。敵キャラも肉体強化系で地味。キャラも弱い。フランシスの痛みを感じない=空虚な感じは掘り下げれば、もっといい味が出そうな感じがしたけれど……。
◯おバカ映画として突き抜ける?
個人的に本命はコレだったけれど、もっとはっちゃけても良かった気がする。
例を上げると、フランシスに止めを指すシーン、誰もがそうなると思ったでしょ? 不倶戴天の敵、しかも痛みを感じない相手をあんな風にアッサリ殺ってしまうなんて、少なくとも正確の悪い自分はスカッとしなかった。R15指定なんだから、ヤツのケツに大人の玩具ねじこむくらいの屈辱を合わせてやればいいのに……なんてね。
アッー!
◯演出は良かった
実験的な演出がたくさんあって、そこは良かった。
2があるようなので、敵のパワーアップと、更なるお馬鹿度アップに期待したいと思う。良い映画見たな……という余韻に浸かりたいのなら、シビルウォーのほうがずっと意義のある映画だ。
デットプールそのものは愛すべきキャラクターで、個人的には一番好きなヒーローかもしれない。映画の動員数もその魅力が牽引しているような気がする。
◯オマケ:弟の感想(別の日に4DXで見てきたらしい)
4DXはクソ!
4DXはクソ!
4DXはクソ!
X-MENの二人、要らなくね?
4DXはクソ!