発売から3ヶ月以上経ったけれどやっとクリアした。
一応、写し絵は全て集めた。神獣も全て開放。マスターソードも取った。祠は102、コログは155個。
素晴らしいゲームだった。
実は最初から最後まで夢中でやったという感じではなく、途中なんとなく中断したことも何度もあった。
そういう場合、ストーリーや操作方法を忘れていてしまっていて、なかなか再開のモチベーションを戻すのが難しいのだが、ゼルダの場合は、「ガノンを討伐する」という大命題以外のストーリーはほぼない感じなので、いつ再開しても、ガノンを倒すために力を貯めるための旅をすればいいので、移り気な勇者がふらふらとしていても、ハイラルはいつでも暖かく迎えてくれるのだ。
ゼルダはオープンワールドゲームにもっとも相応しいストーリーテリングをしていると思う。オープンワールドゲームでは、ストーリー進行によって「世界の危機なのにこんな事してて良いのかなぁ?」とか、「主人公がストーリーを進めることによって悲劇が起きているのでは?」等、メタ的な観点から消失感・疑問が感じる事が多々ある。ゼルダは、一度ガノンに敗北したという事後の状態から始まるので、次に対決する時は絶対負けないように、修行する旅なのだ。勇者と言えど、一度負けたのだ。時には嫌になってただただ美しい世界を眺めたり、ミニゲームを楽しんだりすることもあるだろう。モンスターが跋扈する世界でそれでもたくましく生きる人々の、「世界平和」とは程遠い個人的な取るに足らない願いを聴き遂げることもある。そんな懐の深さが心地よい。
悪い点もある。
ストーリーテリングが素晴らしいとは言ったが、とは言っても淡白過ぎる点が多々ある。
折角大きなオープンワールドなので、世界を股にかけたようなイベントがあっても良かったような気がする(新しい街を作るやつみたいなので、もっと冒険活劇のやつ)。
ファストトラベル時のロード時間は長い。
乱戦になると敵はただ硬いだけになってしまう。
UIをもっと使いやすくして欲しかった。
ゼルダのオープンワールドゲームが出たことで、今後国産のオープンワールドゲームも出てくると思う。
自分は妄想家なので、日本ならではのオープンワールドゲームを考えた。
それは忠臣蔵である。
怨敵を倒す討ち入り時が決まってしまっている。
各地に自分以外に47人の仲間が散らばっていて、彼らをできるだけ仲間にして討ち入りするのだ。どうやって仲間にするのか、どこにいるのかはネット上の集合知が集まっていく感じ。
仲間には、戦闘力以外にも特殊技能があって、敵の家の間取りを調べれるやつとか罠を仕掛けれるやつとか、金策得意なやつとか、敵の弱点を調べるやつとか。
基本的に討ち入りまでの時間制限があるし、派手な動きをすれば、敵方にバレるので、戦いは避ける感じ。ブシドーである。
しかし、基本刀を抜けば、一撃必殺のヒヤヒヤした感じになる。
溜めに溜めた戦いたい! という気持ちが最後の討ち入りシーンでカタルシスを迎える。
どうだろうか。
ゼルダは6月30日に追加コンテンツ第一弾が配信。
楽しみだ。
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