毒雲日記

冴えないワ・タ・シのポイズンダイアリー

僕は心の広い男

ロー◯ンに寄った。

店員は学生っぽい男性だった。

ちょっと不慣れな感じ。

お腹が減っていたので、ホットドッグを買った。

レンジアップの際に、「袋少し開けていいですか?」のおきまりのやりとり。

「嫌です」って言ったらどうなるんだろう?

 

ぼとっ!

大きな音がして、封が切られたホッドドックが、コンビニの床に落下した。

 

僕は心の広い男なので、店員さんの「す、すみません! 取り替えますね!」と言う謝罪に「いいですよ、それを貰います」と言うシュミレーションは出来ていた。

 

店員さんを見守っていると、彼は床に落ちたホットドックを拾い、中のホッドドックの状態を確かめるように、袋の皺を伸ばした。

 

そして、そのままレンジの中にホッドドックを入れた。

 

僕は心の広い男なので、そのまま温まったホッドドックを受けとり、一言。

 

「ホッドドック、ぬるいので、もう一回温めてください」

 

しかし、僕はぬるいホッドドックは許せない。