男女不平等に怒りながら、女子はマラソンなしとか、女性専用車両とか、レディースディとか、自分に有利なことには異をとなえない。
正直話すと、うんと若い頃、このセリフを言ってしまった事がある。
ガキだった。
理解できないやつに教えてやろう。
はっきり言って、今の社会は男女不平等ではない。
もっというと、有史以来、いや人類が誕生して以来、ずっと男女平等だったのだ。
俺は正気だ。
男女平等だったせいで、力の強い男が権力を持ち、女性は女性らしく、男をたてて、影で慎ましく生きろという不平等になったのである。
その後、人間は知恵を得て、あれ? この状況、賢い俺らにしたら、ちょっとまずくねぇ? となり、レディーファーストなり、選挙権なり、給与の平等なりが生まれた訳だ。
男女平等とは、むしろ生来の平等を歪めること。
なので女性を優遇することと男女平等は矛盾しないのである。
そのセリフ、男としてかっこ悪いしね……なーんていうとよろしくないので、僕は僕を養ってくれるスーパーな女性としか結婚しません。
男女平等はどこまで進んだか――女性差別撤廃条約から考える (岩波ジュニア新書)
- 作者: 山下泰子,矢澤澄子,国際女性の地位協会
- 出版社/メーカー: 岩波書店
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