僕はわりと敬虔なApple信者である。
自宅PCはMacだし、iPhoneを使い続けているし、人にあげてしまったが、iPodももってたし、ほとんどつけていないけど、AppleWatchも買った。多分、AppleTVも買うと思う。1月2日のApple Store初売りには、3年間徹夜で列び、聖遺物を承ってきた。
そんな僕は、iPhoneは3Gから4、5と順当に使用してきた。
しかし、去年の6の発表には信仰心を試される事となった。
画面がデカくなったのである。
うわー、ジョブズが〜(略)。
しかし、触ってみたら、意外と良かった。
やはりApple。信じて良かった。
そして、6Plusを購入。
そして破損。
SIMカードを抜いて、昔の5に戻ってみると、ムチャクチャ調子がよい!
なんなんだ、このジャストフィット感は!!
やはり、ジョブズは〜(略)。
先日、Apple Storeで保険を使用し、7800円を支払って本体交換してきた。
直ったiPhoneと、昔の5どちらを使うか悩んで、僕は今5を使っている。
余った6Plusはまだローンが残っている(14ヶ月)が、売ってしまおうと思った。
ネットで調べたら、6Plus128GBは6万円くらいで売れているらしい。
仕事の帰りに、某リサイクルショップで査定してもらった。
「最高で5万円になりますね」
ちょっと安いけど、オークションなんかと違って、トラブルになりにくいだろうし、その場でお金が貰えるのが利点だ。ここはゴーサインを出す。信者は決断が早いのだ。
「本体交換したばかりの新品なんです」
「なら、多分5万円になると思います。では詳しく査定しますね」
査定には結構時間がかかった。
頭の中では、手に入れた5万円の使い道を考えながら、時間つぶしにゲーム棚の商品を眺めた。
「査定が終了しました」
喜び勇んでカウンターへ向う。
「買取価格1万円になります」
宇宙が凹んだ。
どういう事だ。
このiPhoneは紛れも無い新品、手垢のついていないフィルム張りのおニュー、アクティベーションすら済んでいないバージンなのだぞ!
「お客様のiPhoneなのですが、こちら修理で本体交換されたということなのですが、本体交換されますと、お客様の登録番号と、こちらのiPhoneと登録番号が異なってしまいます。通常の買取とは異なり、通常でしたら5万円ですが、最低買取保証額の1万円となってしまい……」
なんだか回りくどい説明で、夜勤明けの頭には理解が追いつかない。
要するに、素性の知れないiPhone(正規品ではない)として扱われてしまう……ということらしい。
僕は落胆しなかった。
そもそも信者は、買ったiPhoneを売ったりしないのだ。
信仰心が試されるエピソードだった。