生きるにはお金がかかる。
お金を稼ぐため働き、お金を使って生きる。 お金を稼ぐ時間を生きる時間に使ったら人生もっと豊かになるのだが、豊かに生きるには金がいる。
あー、働きたくないでござる。
海外では定年退職後に、子供も独り立ちして、貯蓄と年金だけで余生を豊かに過ごせる期間をゴールデン・エイジというらしい。
しかし、趣味にサラリーの120%を使っている僕には、そのころ冬の時代が待っていることは想像に難くない。
保険を見なおそうと思った。
僕にかけられている保険は、学生時代に母親が勝手にかけたもので、どんな内容かもしらず、10年以上僕の口座から引き落とされていたのだった。
月々、給料の1割弱持っていかれるので、正直キツイ。
僕にかけられていた保険は、保険会社2社から合計4つ。詳しく見ると、お互い重複する内容だった。おそらく、うちの母親がいい顔して入ったのだろう。
見比べて保険内容が見劣る方を解約することにした。
これで保険料は半分である。
浮いたお金で、もうひとつ玩具が買える。しめしめ。
「個人年金に加入しませんか?」
「え?」
「国民年金は、御存知の通り制度として破綻しています。解約したお金に少し追加してもらえたら、仮に65歳の退職時にこれだけ給付金があります。それに税金も控除されますよ」
そんな訳で、安くするつもりが高くなってしまった。