毒雲日記

冴えないワ・タ・シのポイズンダイアリー

とある裸族の死、39万円のiPhoneを持つ男

 *こんな高級なケースを使用している訳ではない。誰か、このリンクから買ってください。

 

iPhoneの画面を再び割ってしまった。一回目以降、持ち歩く際はポケットではなく、鞄にいれて、慎重に扱ったつもりである。

そのおかげで、落下はなかった。

なかったにも関わらず、割れてしまった。

 

ある朝、僕は起床すると、携帯電話が見当たらないので、Macのほうで動画を見ていた。動画を見ていると、iPhoneのややくぐもった通知音がしたので、「どこか奥の方に転がってるんだな」と思いながら、しばらく視聴を続けた。

動画を視聴し終わって、iPhoneを探すと、Hey,尻! と尻の下から出てきた。

 

見るも無残な状態だった。

割れた画面を見てみると、電話の聞き取り口のところからひびが入っていた。たかだか60キロ程度の圧で割れるとは。少し寝ぼけ気味でメガネもしていなかったので、悪い夢かと思った。でも現実だった。たぶん、iPhone6Plusは今までのiPhoneよりも強度が低いと思う(そうに違いない! Appleの馬鹿野郎!)。

 

年末で忙しく、AppleStoreに行けない。仕方がないので、割れた状態で使っていたが、ちょっとした衝撃で、ひびがどんどん広がっていくので、ケースを購入した。仕方なく使っている感を出すために、色はピンクにした。友人から「ゲイっぽい」と言われたのは、意図しない反応だった。

 

ひと月近く、割れたままの状態で使用していると、その状態に人間が適応していくのだが、いつまでもそのままでは恥ずかしい。結局、年末に修理した。ガラスの張替えかと思ったら、まるごと交換だった。費用は7800円也。一回目と合わせて約15000円。結構な出費だ。AppleStoreに行く旅、悩み購入に踏み切れなかった53のPencilが余裕で買える。

 

これで2年間2回までのAppleCareの修理保証はもう使えない。そうなってくると、もう裸で使うのが怖くて、できなくなってしまった。こうして、一人の裸族は死んだ。もう真っ裸で生まれたての、iPhoneがもっとも美しい姿を晒すことができない。iPhoneが脆いせいで。高い保険料のせいで。

 

問題は、次のiPhoneである。iPhoneの画面修理代は、世代を重ねるごとに高くなっている。iPhone6sでは、1万円を超えた。

iPhone の画面の損傷の修理 - Apple サポート

Storeのスタッフも不思議だ、と言っていたけれど、これがiPadになると6000円になる。あんなに大きな画面なのにどうして? というけれど、答えは簡単。保険料は、保険会社が損をしないようにできている。iPadより、iPhoneがそれだけ保険を使用する機会が多い、という証拠なのだ。

高すぎる保険料を払う意味はあるのだろうか。僕は次にiPhoneを買うときは、完全にガッチリガードしてくれる、ミルスペック相当の1万円くらいのケースを買うと思う。

 

↑ この変なアップルマークの覗き穴の無いやつを。

 

*タイトルの39万円のiPhoneとは、iPhone6Plus128GBの定価約13万×3から計算された。