毒雲日記

冴えないワ・タ・シのポイズンダイアリー

鉄血のオルフェンズの疑問

 自分の中では、グシオンが出て来る前後までは、過去最高のガンダムと思っていたのだが、最初のシーズンの終わり方が、絆だのなんだの言っといて、結局三日月に頼ってるだけじゃねーか、クーデリアもすごい人の雰囲気出してるだけじゃねーか、勢いとノリだけで問題解決かよ、と不満が沢山あっった。

阿頼耶識という仏教用語つかっているので、モビルスーツを通して、相手の意識に侵入して気持ちを共有して、戦わずして勝つ的な展開になるのかと思っていたけど、ゴリ押しゴリ押し。

マッキーはマジでロリコンなのか、それとも脱いだら背中にヒゲがついてるのか。

クジャンのキャラはスゴく良いけど、あれでなんで付いてくる人間がいるのか不思議。リアリティがない。

 

そんなことはさておき、展開に疑問がある。

主人公の三日月オーガスが、バルバトスとシンクロし過ぎで両目手足が動かなくなる、という展開である。これは強い力を得た代償に何かを失う、という物語としてあるべきパターンであり、もう一人の主人公のオルガイツカに、さらに重圧をあたえ退路を潰すという上手い展開に繋がっている。心情的にスカッとする展開ではないけど、オルガが負けすぎだろ、せっかくのダブル主人公なのにさ。

しかし、解せないのは、どうして三日月は「もう農園は手伝えない」と言ってるのだろう? 目はともかく、どうして彼は手足を切断して義手義足化しないのだろうか? ユキノジョウっていうキャラがいるじゃないか?

最初は、手足を動かす神経がつながっていないのだから、という理由を考えたが、もともと阿頼耶識システムって機械を動かすためのシステムなんだろ? 

施術と回復が大変という理由。これは、タカキというキャラが重症を負った時に浴槽みたいな治療マシンで直ぐに回復していた。リハビリが必要だったとしても、鉄華団を辞めた後も働けない、というのはオカシイ。

 

三日月というキャラクターから察するに、さっさと手足を切断するという方法を思いつく。そして、周りから反対される、という展開が容易に思いつく。仕方ないから三日月は自分の手で手足を銃で撃ち抜き、治療しなければいけない状態にする……いや、グロすぎるか、この想像は。三日月がしない(すると駄目な)理由が作中でフォローされていない以上、おそらく製作者サイドはこの可能性を見つけていないのだと思う。

誰か反論をお願いしたい。

何話か視聴していないので、もしかしたら、そこで語られているのかな?

 

とにかく、鉄血のオルフェンズは、ヌルい。

ショウモナイとまでは言わないけれど、普通。

佳作。