画像:CULTURE HUSTLE – Culture Hustle
べンタブラックと言えば、光の吸収率99.96%を誇る、史上もっとも黒い素材で、塗ると黒すぎて表面の凹凸がわからなくなり、奈落の底のような深淵の闇になるという、なんとも心惹かれるもの。
そもそも、どうして光を吸収すると黒く見えるのかというと、日光には虹でみられる可視光線のスペクトル全てが含まれ、物体はその中の光の波長を吸収・反射して我々の眼には色として映る訳です。なので、全吸収は黒。白は全反射ね。ブラックホールが黒く映るのは、重力が強いあまりに光すらも戻ってこれない為。
で、そのベンタブラックだが、結構人体に危ないそうで、使用に専用の施設やら許可が必要らしい上に、この魅惑の塗料を独占した芸術家がいるそうなのだ。詳しくは上記の記事を読むべし。
それに対抗して、誰でも(その独占した芸術家以外)利用できて、しかも人畜無害な塗料として登場したのが、今回購入したブラック2.0というわけ。
価格は11ユーロぐらいで、日本円では1700円ぐらいだった。イギリスからの送料も同じくらい必要だった。下塗のベースが7ユーロ。合わせて日本円で3700円くらい。
気になるブラック2.0の黒さだが、さすがにベンタブラックには劣るが、一般的に使用できるアート用品としては一番の黒さらしい。
到着には1週間くらいかかるようだが、これは非常に楽しみである。
購入後のレビュー記事