毒雲日記

冴えないワ・タ・シのポイズンダイアリー

のぼうの城

 

 正直、小説版の方が良かった。

自分がいいと思ったセリフなんかが端折られていたように感じた。

成田長親が領民からのぼう(でくのぼうの意味)と言われているとい事を敵方が知り、それでものほほんとしている、それは本当に馬鹿だからなのかそれとも……? という感じのセリフだった。

のぼう、成田長親が阿呆なのか、それとも知恵者なのか。それをどちらともとれるように描くのが映画の肝だったように思うが、映画では結構最初から出来る男風であった。

小説のカラッとした軽快な感じがしなかった。

実力派俳優がいっぱいだったが、演技はうまかったが、あんまり殺陣は良いと思わなかった。

 まったく違う配役でもう一度見てみたい。