よそより10万円高くてもお客さんが喜んで買う「町の電器屋さん」が大切にしていること
- 作者: 山口 勉
- 出版社/メーカー: すばる舎
- 発売日: 2012/02/17
- メディア: 単行本
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AIやロボットが今ある仕事を奪っていき、生活基盤を失うという、しょうもない論調は健在だ。
僕がしょうもないと断じるのは、そうなったところで、人は新しい仕事を見つけ、生きていくのが自明の理だからだ。むしろ、今まで通りに縋った結果、組織や企業の停滞・腐敗が進んでいく。音楽業界、相撲協会、利権団体。
先日僕は電気屋に、超音波洗浄機を買いに行った。
なぜ、わざわざ実店舗に向かったかと言うと、毎日のように家に荷物が届き過ぎで、家族から不満が出てきたからだ。僕にはよくわからないが、荷物がよく届くのが、世間体が悪いらしい。わからん。
そんなわけで愚痴を聞くのも嫌なので、実店舗へ向かった。
10時15分開店だった。
夜勤明けで、開店まで時間ある。
マスタードーナッツで、時間を潰す。
ドーナッツ3つとコーヒーで750円。
電気屋へ向かうと、まず フロアをウロウロして超音波洗浄機を探す。
無い。
人為削減?
少ない店員を探す。
聞くが、担当者じゃないらしく、別の店員さんを呼びに行ってしまう。
そして、答えは。
「当店では扱っておりません」
夜勤明けで眠いのに、ここまで支払ったコストの大きさがすごい。
Amazonには勝てねーわ……と思った。
開店直ぐに関わらず、開店待ちをするお客はいたが、全員年配の方だった。
何か付加価値が無いと、もう実店舗って形態は無理なんじゃ無いだろうか。
24時間運営、安い、アフターフォローバッチリ、ここでしか買えないなど。