毒雲日記

冴えないワ・タ・シのポイズンダイアリー

無くなっていく仕事

 

よそより10万円高くてもお客さんが喜んで買う「町の電器屋さん」が大切にしていること

よそより10万円高くてもお客さんが喜んで買う「町の電器屋さん」が大切にしていること

 

 

AIやロボットが今ある仕事を奪っていき、生活基盤を失うという、しょうもない論調は健在だ。

 

僕がしょうもないと断じるのは、そうなったところで、人は新しい仕事を見つけ、生きていくのが自明の理だからだ。むしろ、今まで通りに縋った結果、組織や企業の停滞・腐敗が進んでいく。音楽業界、相撲協会、利権団体。

 

先日僕は電気屋に、超音波洗浄機を買いに行った。

なぜ、わざわざ実店舗に向かったかと言うと、毎日のように家に荷物が届き過ぎで、家族から不満が出てきたからだ。僕にはよくわからないが、荷物がよく届くのが、世間体が悪いらしい。わからん。

 

そんなわけで愚痴を聞くのも嫌なので、実店舗へ向かった。

10時15分開店だった。

夜勤明けで、開店まで時間ある。

マスタードーナッツで、時間を潰す。

ドーナッツ3つとコーヒーで750円。

 

電気屋へ向かうと、まず フロアをウロウロして超音波洗浄機を探す。

無い。

人為削減?

少ない店員を探す。

聞くが、担当者じゃないらしく、別の店員さんを呼びに行ってしまう。

そして、答えは。

 

「当店では扱っておりません」

 

夜勤明けで眠いのに、ここまで支払ったコストの大きさがすごい。

Amazonには勝てねーわ……と思った。

 

開店直ぐに関わらず、開店待ちをするお客はいたが、全員年配の方だった。

何か付加価値が無いと、もう実店舗って形態は無理なんじゃ無いだろうか。

24時間運営、安い、アフターフォローバッチリ、ここでしか買えないなど。