毒雲日記

冴えないワ・タ・シのポイズンダイアリー

漫画村閉鎖について思うこと

 

 利用した事がないので、あまり詳しくないのだが、漫画村が閉鎖するらしい。

どういうサービスかと言うと、無料で漫画が読めるサイトらしい。違法アップロードで。

結構長く運営されていたけど、どうしてこんなに時間がかかったのだろう?

軽く調べてみたら、運営母体が外国らしい。ってことは、広告収入は全部外国に流れていたってこと?

 

その是非については(違法アップロードなんだから処罰されるべきなんだろうけど)、置いておこう。

出版不況と言われるなかで、結構な利用者がいたようだ。

つまり、コンテンツ自体は全然ポテンシャルがある。

それなのに、売上が減っていく。

逆説的に、漫画村というサービスそのものは、良かったようだ。

どうして、出版社が運営する同じようなサービスが上手く行ってないんだろう?

 

かつて、音楽共有サービスがあるのに、iTunesなんてビジネスになる訳ねーだろ、と言われていた。それに対してジョブズは、優れた利用者体験(UX)と品質があれば、お金は喜んで払うはずだ、と言った。音楽共有サービスが違法とされ、駆逐されたのも追い風になったと思うが、日本のコミック配信サービスがiTunesのように成功するとは、ちょっと思えない。

 

人間というものは、直感的に居心地の良いサービスを気に入る。

U-NEXTという動画配信サービスなのだが、何度ももう一回一ヶ月無料とメールしてくるが、使い勝手が全然良くなくて、中の人が「知名度が低くて……」と言っていたが、そうじゃないって事を全然解っていないようだった。

 

そこのところが理解できていないと、「漫画村が閉鎖しても、第二第三の漫画村が……」という事態になると思う。

不況のせいにするな、もっと良いサービスを作るんだ。

チャンスなのにな。