毒雲日記

冴えないワ・タ・シのポイズンダイアリー

クラウドファンディングを真の意味で理解した、これから出資する人に贈る言葉

Makuakeで出資した携帯椅子が、まだ届かない。

もう既に店頭で購入が可能なのだ。

出資者の僕が手にしていないのに!!

 

下のアマゾンのは転売品かパチもんっぽい。値段も高いし、オリジナルもそれほど使い勝手も良くないみたいなので、買わないように。

 

僕の選んだカラーが、メーカーの間に入ったクソ業者のミスで発注数が足らないという理由で、おそらくまだまだ手にするのは後になると思う。最後まで貧乏くじ引いたよ。

このクソ業者メディアブリッジの最悪さは、連絡が遅い。最後の連絡が9月末で、「日本に届きました、間もなく発送します」と来た(この時点でかなり遅れていた)。それから、一ヶ月……音沙汰なし。一週間前になって、一部の数が足らない事が判明したそうだ……。

 

この業者に我々出資者が期待した仕事は、日本とスウェーデンとの橋渡し、それだけである。しかし、業者自身が考える仕事は、「出資を募り、その一部を掠め取る」、その時点で終わっていたのだ。

「ポケットサイズの折りたたみ椅子を日本に広めたい!」の本音は「なんでも良いから金、金、金! 金よこせ!」だったのだ。

 

クラウドファンディングに出資する我々ユーザーの気持ちは、通常の出資とは異なる。

普通の出資の場合、会社が発展し見返りとしてキャッシュをもらう(株主優待券とかもあるね)。出資を募る側も、お金が欲しい。シンプルにお金とお金のやり取りなのだ。

しかし、クラウドファンディングの場合、出資者の心境は、あくまでもモノを早く安くゲットしたい、である。この場合も出資者側は、お金が目的。この場合、メーカー側はお金を得た時点で目的達成してしまい、モノが届くかどうかは、メーカー次第になってしまう。

 

出資したSITPACKという折りたたみ椅子の場合、僕はいち早くゲットしてレビューしたいと言う思惑があった。ところが、商品は店頭に既に並び、哀しいことにあまり話題にもならなかった。

 

出資者と出資の募る側の目的のミスマッチ……これがクラウドファンディングが荒れる原因なのだ。そして、それを僕は身をもって理解した。

クラウドファンディングでは、計画通りに発送されないこともある。思っていた品質に達しないこともある。そもそも届かないこともありうる(目標額を達成していたとしてもね)。それが本当に優れたアイテムだったら、必ず製品化(類似のものもあり)するはず。たかだか、数千円安くなるくらいなら、これだけのストレスを抱えるに割に合わないよ。

それらを全ての見込んで、どうしても欲しいと思えるものだけに出資しよう。

 

以上を鑑みても、メディアブリッジの仕事は最低だった。