毒雲日記

冴えないワ・タ・シのポイズンダイアリー

甲鉄城のカバネリ

 

 スチームパンク+時代劇+ゾンビモノ+進撃の巨人というちゃんぽんなオリジナルアニメで、オリジナルアニメで、しっかりと設定が練られていて、とても好感を覚えた。

しかし、12話というのは盛々の設定に反して短すぎであり、いろいろと消化不良がのこった。

カバネ(ゾンビ)がどうして発生したのか。

ヒロインのムメイはどうして、アニサマと別行動していたの?

アニサマは、どうして笑って人を殺したの?

アニサマは、どうして味方を犠牲にしてまで融合群体をつくる必要性があったの?

疑心暗鬼にさせるだけなら、べつにその必要性なかったのでは?

アニサマはとうしてカバネリになったの? カバネリになれるなら、仲間カバネリにしまくればよかったのでは? 女しか群体の心臓にできないのはわかったけど、別に戦力としては男をカバネリにしまくった方がコントロールできるのでは? 

 

……と疑問の大半は、アニサマというキャラクターだった。

敵役の行動原理がイマイチわからなかったので、感情移入ができず、正直魅力的な世界設定と主人公の悲劇的状況下で頑張っているってところを見せたいだけ、独りよがりなストーリーに思えた。

伸び代がかなりあるのに、すごく残念に思えた。