毒雲日記

冴えないワ・タ・シのポイズンダイアリー

僕の心霊体験

お題「誰にも信じてもらえない体験」

 

自分には霊感というものが無いと思うが、実は一度だけ心霊体験したことがある。

大丈夫、怖い話ではない。多分。

 

僕がまだ小学生の頃であった。

絵に書いたようなワガママクソガキであった僕は、今日もギャン泣きしていた(理由は覚えていない、ショウモナイ理由だ)。

四六時中泣いて、こうなったら意地だと風呂場の中でも泣いていた。

ふと見上げると、風呂場の窓から黒い犬が覗いていて、びっくりして僕は泣き止んだ。

なんでびっくりしたかと言うと、その窓は天井ギリギリのところにある空気を入れ替えるための横に長い窓だったからだ。

リフォームする前の作り付けのお風呂だったので、天井高も今より高かったはず。

どんなに頑張っても犬の首がそこまで届くはずがない。

 

そのときは祖母と一緒だったはずである(泣いている自分に付きそってくれたのだ)。

なんとなく祖母に伝えることができず、お風呂から上がってから、そのことを伝えてみた。

 

信じてはくれなかった。

しかし、僕の家には最初に飼っていた犬がいた事を話してくれた。

その犬は大きな黒いシェパードだったらしい。

気性は穏やかで、頭も良かったが、あまりに大きく、怖がられたため、知人に上げてしまったそうだ。その後、病気で直ぐに亡くなったと言う。

その犬がいたとき、僕は2〜3歳くらいだったので、記憶はない。

 

泣いていた僕を心配して見に来たのかも知れない。

 

マンガで読む心霊体験 本当にあった怖い話 闇夜の百物語

マンガで読む心霊体験 本当にあった怖い話 闇夜の百物語